社会人として時間を作るには
現在博士課程に通う社会人として,最も大変なのは『いかに研究する時間を作るか』ということ.
会社でやっている内容で博士号を取得する場合には,会社で一生懸命研究をやれば良いことになるが,近年そうはいかないことも多々ある.
個人的には,会社の内容で取得するには,知財関係も面倒だし,会社とは異なる分野で学生として行えば,二つの分野を一気に専門に出来るメリットがあると思っている.しかし,二つの(どちらも一週間のうち平日5日を使って行うのが当然の)内容を,限られた一週間という中で,一人でこなすには非常に大変であることは言うまでもない.
そこで,時間を作る為の工夫を考えてみた.一般的かもしれないが,自身への目標設定としても,ここに書くことにする.
まずは,一ヶ月もしくは一週間単位で,どこまでやるかの目標設定を行う.
例えば,『今月中に〜に向けた執筆を終わらせる』『今週中に,〜の評価プログラムの修正を終わらせる』などである.
終わらない場合には,【必ず+すぐに】新たに目標を立て直すか,終わるまで土曜日の夜もしくは日曜日の夜に寝ずに終わらせる.
目標設定をすることは,自分の中での良いけじめになるため,どんなときでも,どんなものに対してでも必ず行うと良いと思った.
次に,その目標をクリアする為の,具体的な時間捻出の方法を5つまとめる.
1.朝早起きして時間を作る
いつも起きる時間に30分〜1時間早起きをして,その時間に少し研究のことを考える.(朝思い出すことで,午後ふとしたときに新たなアイディアが思い浮かぶ可能性がある)
仕事がたくさんあり,帰りが遅くなるとどうしても早起きをするのがつらくなるが,そのためには早めに帰るよう努力するしかないかもしれない.(現在模索中)
2.退社時間を決める
たくさんの仕事があっても,『19時に帰る』などの設定を予めしておけば,研究者あるあるの【締め切り直前の火事場の力】が帰宅時間直前に発揮できる可能性が高まる.
終わらないからといってだらだら仕事をするのではなく,『終わらなかったら明日やる』ということまでして気持ちの整理をつければ,早く終わらせることもできると思っている.時間の効率化をするためにも,自分の”高速にできる力”を発揮する為にも,終了時間の決めることは大切だと思う.
3.移動時間を活用する
通勤時間が短い人もいるかもしれないが,休日でかける際の,電車に乗っている時間なども含めて,移動時間を活用することは有益である.
一時期,英語の勉強をするために,行き帰りの時間を,単語学習にあてたところ,2週間で約500単語を学習することができた.電車の中はすわれるかもわからないし,周りの目もあるため,なかなかPCを開いて作業までは難しいかもしれないが,関連論文を読む,最新のニュースを見る,朝や夜している作業の一部を電車の中でしてしまう,などいろいろ工夫できるかもしれない.
いつもの作業を書き出して,移動中も出来ることと分けてみると良いと思う.
4.日誌を書く
日々何をしたかを可視化することで,その進捗を自身で気づくことができ『これしか進まなかった』『あと少しやったら目標1がクリアするな』『今日はこれだけ頑張った』など自分の毎日の進捗を客観的指標で評価することができる.これによって,次どのように進めるべきかの自身の目標と気合いが生まれ,次の進捗につなげることができる.
(当ブログの筆者は,日誌の代用としてこのブログとTwitter @robomixcom を始めた)
5.運動する
時間を作るために更に運動する時間まで作れるの?なんて思うかもしれないが,実はこれがすごく良い効果があることがわかった.
特にPCに向かってプログラムを書いたり,データをいじったり,論文執筆やスライド作成をしたりすると,同じ姿勢ですごく疲れて,リフレッシュしないとだらだらと進める・・・みたいな状態になってしまったりする.こんな『だらだら・・・』な勿体ない時間を解消する為に,運動をして(ストレッチでも良い)心と身体のリフレッシュをすると,仕事も研究も癒された身体で取り組むことができる.
ブログの筆者は,お金のかからない手軽な運動から・・・ということで,寝る前のストレッチ・ヨガ・ランニングをしている.
まだまだ時間の捻出方法はたくさんあると思うが,まずはこの5つを自身の心構えとしても行っていきたいと思っている.
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アドバイスがあればぜひコメントを頂ければと思います.
引き続き,このブログを宜しくお願いします:)