LaTeXの数式モードのよくある間違い
LaTeXには複数の数式コマンドがあります.
- equation
- eqnarray
- align
それぞれ使い道を簡単に紹介します.
1行のとき,equationを使います.
\begin{equation}
f(x) = a * b
\end{equation}
2行にまたがり,かつイコールの位置を揃えたい時などは,eqnarrayを使います.
&で囲むとその部分の位置が揃います.
\begin{eqnarray}
f(x) &=& a + b \nonumber \\
&=& c(a' * b')
\end{eqnarray}
また,alignを用いると,中央に揃えることができます.
\begin{align}
f(x) &=& a + b \nonumber \\
&=& c(a' * b')
\end{align}
いずれにおいても,改行記号の前に,\nonumberを付与することで,番号を出さないようにできます.
また,以下のようにsplitと組み合わせることで,改行記号のみで,一つのみの番号を付与することができます.
複数行の中央に,一つの番号がつくので,わかりやすいかもしれません.
\begin{align}
\begin{split}
f(x) &=& a + b \\
&=& c(a' * b')
\end{split}
\end{align}
ちなみに,splitと\nonumberは両立できないのでお気をつけください.
(エラーになります)
以上.どっちだっけとよく忘れてしまうのでメモにしました.
参考になればと思います.